SS~いじめ・パワハラについて考察するブログ

いじめやパワハラについて考えていきたいと思います!

ブサイク、カッコ悪いことといじめ

文章がわかりにくいかもしれないので、今回からはテーマのポイントを先にまとめます。

 

①ブサイク、カッコ悪いからいじめられるという公式は多分ほとんど誤り。

②しかしブサイク、カッコ悪いことといじめは親和性はある。

③根本的な理由は大体「3つの原因」にある。

④ブサイク、カッコ悪いことは一時的には不利にもなりうる。しかしそれを抜ければ普通の人にはないプラスを得ることができる。

では以下それらを説明します。

 

よく半ば諦めた感じで自分はブサイクだからいじめられる、カッコ悪いからいじめられるというような声もあります。ブサイク、カッコ悪いとは顔が美形ではない、体型がモデルみたいでは全くない、運動神経が悪い、性格が暗い(と言われる)、その他いろいろの現代の日本では好ましくないとされてそうな属性のことだとしましょう。しかしこれらが直接いじめの原因となることは見かけよりはかなり少ないと思うんです。

例えばブサイク、カッコ悪いでもいじめられてない人はたくさんいる。いじめる側の人がブサイク、カッコ悪いことを嫌いいじめるのならばブサイク、カッコ悪い人は基本的には全員に近くいじめられるでしょう。しかし現実にはブサイク、カッコ悪いでもいじめられてない人がいっぱいいる。 もっと端的に言えばいじめられてない人の方が多い。これを軽く見逃すのではなくて、しっかり捉えた方がいい。その方が解決に近付く。

多分ブサイク、カッコ悪いからいじめられるという公式はほとんどの場合で誤りだと思うんです。

 

でもブサイク、カッコ悪いことといじめには一定の関係性はある。促進材料になりうるので親和性があるということになる。

ブサイク、カッコ悪いのは弱っちく見えることが多い。友達も少なく、ケンカも強くなく、性格が大人しく、反撃による害を被る危険が少ない、そう見えやすい。そうでないとしても、いじめる側はそう見る。だからいじめられやすくなる。

しかしそうだとすれば原因はブサイク、カッコ悪いことにあるんじゃないよね。「ブサイク、カッコ悪い➡いじめる」ではなく「何か他の理由がある+ブサイク、カッコ悪い➡いじめる」なんだから。例えばブサイク、カッコ悪いでも親が暴力団や半グレの幹部だったら? まあ多分いじめられないよ(苦笑)。ブサイク、カッコ悪いが原因なら親が暴力団でも関東連合でも基本はいじめられるよ。

でこれも一つの示唆になるんだけどかわいい、カッコいい人でもいじめられることがある。学校行きながら芸能活動してた人が昔いじめられてたとか言うことあるよね。焦点がブサイクやカッコ悪いから移ってくる。

じゃあどこに原因があるのか?多くの場合「権力志向」にあるんじゃないかと思う。例えばブサイクカッコ悪いでも友達が多くてみんなに慕われているみたいな人がいじめの被害に会うことはかなり少ない。もしその理由を傍観者に聞いたら「あいつはブサイクだけど性格がいいもん」と答えるかもしれない。しかしそういう人が必ずしも性格がいいとは限らない。人の悪口ばっか言ってたり、隠れて万引きや騙しみたいなことしてる場合もある。「性格がいいからいじめられない」じゃない、多分。友達が多いとかケンカが強いなど「一定の権力があるからいじめられない」こっちの方が的確だと思う。先の親が暴力団とか半グレの人がいじめられないのも説明しやすい。

ブサイクカッコ悪いけど友達の多い人をいじめたら、いじめる側はその友達たちも敵に回すことになる。直接の対立(ケンカ売られたとか)があればそれでもいじめるかもしれないけど、普通はいじめない。集団の権力構造の中で不利になる危険があるからしたくないんだよ。

権力志向がいじめとして現れる時、そこにあるのは「自分の方が偉い、上」という心性だと言える。この権力志向にギャグ(何かおもしろいことないかなという心性)や農民気質(あいつ変わってるよな、キモくない?という心性)が加わっていじめが起こる。そしていじめる側もいじめられる側も「ブサイク」「カッコ悪い」という間違った理由を挙げる。ブサイク、カッコ悪いは関係なくはないが、主役ではない。主役はもっと対流的な部分にある。これは現実的じゃないでしょうか。しかしこれが現実的ならブサイク、カッコ悪いからいじめられると思っていれば問題は解決しないことの方が多いんじゃないでしょうか。

 

ちょっと長くなってきてしまった。まだ半分くらいしか行ってないから。しかもここから先の方が重要。というわけで今回のテーマも分けて書くことにします。